藍鼠 @ainz_fav 17日前 ①マイセカでキャパオーバー🔞 の彰こはぶっこんだピンクの部屋作れるかも ②前のスマホ使ってたときはマイセカ選ぶと「マイセカイを探しています」って出るから、ストリートからマイセカイ行くのに接続先バグる可能性→またあの部屋つながってなんやかんやしてほしい …ってのがきっかけで書き始めたけど、途中で行き詰まったやつ。『あの子』とは書いてるけど未だに豆腐のこと認識してほしくない気持ちがあるめんどくさプレイヤー こはねちゃんが別のセカイに紛れ込んじゃったところまでしかない 続きを読む *** 新しく表れた扉は、広い庭と一見の家とそれを管理する子がいるセカイに繋がっている。訪れるたび季節や天気、時間帯すらも変わる不思議なところだ。 濡れない雨や、目の前に落ちてくる星屑。珍しい光景が見られることや、広々としたところで歌う心地よさに惹かれ、いつでも遊びに来ていいという言葉に甘える形でたびたび足を運んでいた。 今日はどんな天気と時間に遭遇できるだろう。 もしかしたら、セカイの持ち主であるあの子が庭や家の模様替えをしているかもしれない。 びっくり箱でも開けるような気持ちでセカイに繋がるドアノブに触れたこはねは、パチッと指先を軽く弾かれた衝撃に、反射で手を放した。 (……静電気?) 思わず指先を見たあとドアノブを見たが、なにもない。静電気にしては痛みもなかったけれど、あの特有の痛みを思いだしてしまったこはねは、袖を引っ張って指先を隠しながらドアノブをつかんだ。 「あれ……?」 いま、一瞬だけ扉が多重にぶれて見えた――見間違いだろうか。 今日はやめておいたほうがいいかもしれない。そう思ったはずなのに、こはねの手はノブを回して扉を押し開け、その先のセカイへ足を踏み入れていた。 目の前に広がる景色はいつも訪れる場所と同じように広い庭と一軒家があるセカイだった。 配置してあるものや場所はセカイの持ち主であるあの子の気分で変わり、本人がいないことも多い。だから庭に家しかなく無人でも不思議ではないけれど――初めてみるピンクがかった空や雰囲気から違うセカイだと感じた。 ノブを握ったまま、ポケットに入れてあるスマホの存在を確かめる。いざとなったら”Untitled”を止めて帰ろう。 好奇心に背を押され、ポケットから出したスマホを握り締めながら歩を進める。 ぽつんと立っている家のドアに既視感を覚えたものの、思い出せないままノックをした。数分待ったが反応はない。聞こえなかったかもしれないと少し力を入れ、もう一度ノックをしてみたが――どうやら本当に留守のようだ。 きょろきょろ周囲を見回し、ドキドキしながらそっとノブを回せばあっさりと開いてしまった。 部屋の内装を目に入れたこはねはの心臓がドクリと大きく跳ね、呼吸を忘れてしまう。 パステルピンクの壁、パステルピンクを基調とした家具が配置された部屋。こはねが握っているドアノブがくっついている扉も、壁紙と同じピンク色。 ここは、以前彰人とふたりで閉じ込められた部屋によく似ている。 『――こはね』 違う。細部は覚えていないが絶対に違う部屋なのはわかる。 少なくともこの部屋のベッドは明らかにひとり用だし、天蓋もついていない。 それなのに、あの部屋のベッドで見上げた彰人を思い出してしまったこはねはずるずるとその場にしゃがみこんだ。 膝を抱え、すっかり熱くなってしまった顔を埋める。 あれ以来、普段の彰人との距離が縮まったのは確かだ。触れるだけで精いっぱいだったのが、彼とぴったりくっついても逃げ腰にならなくなったし、以前よりも彰人に触れたいと思うようになった。 こわごわと伸ばした手で触れれば、彰人は驚いたあと嬉しそうに笑ってくれる。その表情を見るのが好きで、ますます触れたくなる。 彰人もそれを察してくれているのか、ハグの時間は少しずつ長くなっているように思う。それに―― こはねはそっと唇に触れ、自身の行動にハッとして指先を握り込んだ。 畳む
②前のスマホ使ってたときはマイセカ選ぶと「マイセカイを探しています」って出るから、ストリートからマイセカイ行くのに接続先バグる可能性→またあの部屋つながってなんやかんやしてほしい
…ってのがきっかけで書き始めたけど、途中で行き詰まったやつ。『あの子』とは書いてるけど未だに豆腐のこと認識してほしくない気持ちがあるめんどくさプレイヤー
こはねちゃんが別のセカイに紛れ込んじゃったところまでしかない
***
新しく表れた扉は、広い庭と一見の家とそれを管理する子がいるセカイに繋がっている。訪れるたび季節や天気、時間帯すらも変わる不思議なところだ。
濡れない雨や、目の前に落ちてくる星屑。珍しい光景が見られることや、広々としたところで歌う心地よさに惹かれ、いつでも遊びに来ていいという言葉に甘える形でたびたび足を運んでいた。
今日はどんな天気と時間に遭遇できるだろう。
もしかしたら、セカイの持ち主であるあの子が庭や家の模様替えをしているかもしれない。
びっくり箱でも開けるような気持ちでセカイに繋がるドアノブに触れたこはねは、パチッと指先を軽く弾かれた衝撃に、反射で手を放した。
(……静電気?)
思わず指先を見たあとドアノブを見たが、なにもない。静電気にしては痛みもなかったけれど、あの特有の痛みを思いだしてしまったこはねは、袖を引っ張って指先を隠しながらドアノブをつかんだ。
「あれ……?」
いま、一瞬だけ扉が多重にぶれて見えた――見間違いだろうか。
今日はやめておいたほうがいいかもしれない。そう思ったはずなのに、こはねの手はノブを回して扉を押し開け、その先のセカイへ足を踏み入れていた。
目の前に広がる景色はいつも訪れる場所と同じように広い庭と一軒家があるセカイだった。
配置してあるものや場所はセカイの持ち主であるあの子の気分で変わり、本人がいないことも多い。だから庭に家しかなく無人でも不思議ではないけれど――初めてみるピンクがかった空や雰囲気から違うセカイだと感じた。
ノブを握ったまま、ポケットに入れてあるスマホの存在を確かめる。いざとなったら”Untitled”を止めて帰ろう。
好奇心に背を押され、ポケットから出したスマホを握り締めながら歩を進める。
ぽつんと立っている家のドアに既視感を覚えたものの、思い出せないままノックをした。数分待ったが反応はない。聞こえなかったかもしれないと少し力を入れ、もう一度ノックをしてみたが――どうやら本当に留守のようだ。
きょろきょろ周囲を見回し、ドキドキしながらそっとノブを回せばあっさりと開いてしまった。
部屋の内装を目に入れたこはねはの心臓がドクリと大きく跳ね、呼吸を忘れてしまう。
パステルピンクの壁、パステルピンクを基調とした家具が配置された部屋。こはねが握っているドアノブがくっついている扉も、壁紙と同じピンク色。
ここは、以前彰人とふたりで閉じ込められた部屋によく似ている。
『――こはね』
違う。細部は覚えていないが絶対に違う部屋なのはわかる。
少なくともこの部屋のベッドは明らかにひとり用だし、天蓋もついていない。
それなのに、あの部屋のベッドで見上げた彰人を思い出してしまったこはねはずるずるとその場にしゃがみこんだ。
膝を抱え、すっかり熱くなってしまった顔を埋める。
あれ以来、普段の彰人との距離が縮まったのは確かだ。触れるだけで精いっぱいだったのが、彼とぴったりくっついても逃げ腰にならなくなったし、以前よりも彰人に触れたいと思うようになった。
こわごわと伸ばした手で触れれば、彰人は驚いたあと嬉しそうに笑ってくれる。その表情を見るのが好きで、ますます触れたくなる。
彰人もそれを察してくれているのか、ハグの時間は少しずつ長くなっているように思う。それに――
こはねはそっと唇に触れ、自身の行動にハッとして指先を握り込んだ。
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