藍鼠

今のイベスト読了後に追加されるこのエリア会話で、彰人くんにもこはねちゃんの好きなもの聞いて欲しい……からの妄想。書きたいとこだけ

・彰こは付き合ってる
・彰人くんはこはねちゃんに好かれてる自覚がある
けど、絵名はそれを知らないので『この弟なに言ってんの？』って反応をしてほしい

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「――は？　こはねの好きなもの？」
「そ。愛莉と雫から歌とカメラって教えてもらったんだけど、一応あんたにも聞いておこうかなって」

　チームメイトでしょ？と続けられ、脳裏には話題に上がったこはねの笑顔が浮かぶ。
　こはねの好きなもの、と頭の中で繰り返し、真っ先に浮かぶのはやっぱり歌だった。ただ、歌とカメラ――写真を撮ることはすでに聞いているらしいからそれ以外。
　となれば、ペットのヘビとかか。かわいい、と言いながら恍惚とした表情で食事風景の写真を見せてきたことを思い出す。
　あとはフェニランも相当好きだ。そこでやってるショーも好きだったな……飼育委員だったときは世話も楽しんでいたようだし、小動物も好きなものに入るだろう。あいつ自身も小動物っぽいし。
　食い物を候補にあげるなら桃まんにごま団子、トッピングを盛ったコーヒー。

「いや、コーヒーに限んねえか……」
「なに？」

　以前あいつらを連れて行った店でパスタにもトッピングを盛っていたから、こはねは色々な味を試すことが好きなんだと思う。ただ、これは絵名に言ったら映えがどうのって話になりそうだからやめとくか。

　頭の中に浮かんだものから無難に好きな食べ物を教えておこうと思ったのに――

『――東雲くん』

　嬉しそうにオレを呼ぶこはねがよぎって言葉に詰まる。赤い目元、潤んで揺れる瞳に、控えめにオレの服を握る指。

「ちょっと彰人、黙ってないで知らないならそう言いなさいよ」
「――オレ」
「は？」

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#彰こは

【追記】
短編に昇華
https://krkrp.com/vischio/text/tegalog.c...