六年生へ/学園長先生の突然の思い付きで”寒中水泳我慢大会”(いつまで寒中の池の中に浸かっていられるか)が行われたとしたら、皆さんはどのくらいまで我慢できますか?畳む
名前「“学園長先生の突然の思いつきで“寒中水泳我慢大会”が行われたら、皆さんどれくらい我慢できますか?”」
潮江・食満「「絶対こいつには負けん!!!!」」
(互いを指差し)
七松「わたしも自信あるぞ!!」
中在家「…………頑張る」
立花「鍛錬馬鹿どもには付き合ってられん」
善法寺「学園長先生の思いつきだし、強制参加だと思うけど」
立花「参加するだけして、さっさと出るさ」
善法寺「僕は…不運発生で意図せず脱落しそう」
食満「おいおい伊作、やる前からそんなこと言うなよ」
潮江「そんな軟弱な精神でどうする!“狐隠れ”の鍛練だと思って──」
立花「暑苦しい」
七松「泳いだらだめなのか?」
中在家「……水泳我慢大会、だから……構わないんじゃないか……」
七松「それなら長くいられそうだな!」
立花「そして早々にうっかり脱落してしまった私は、寒い中冷たい池につかるお前たちを見ながら、温かいものを食べるというわけだ」
善法寺「うわ…仙蔵意地悪いなあ」
名前「しかも、やむを得ず脱落したように見せる予定なんですね…」
立花「解釈は任せる。伊作もどうせ脱落するんだろう?それに巻き込まれる留三郎も」
食満「決め付けんな!!」
善法寺「そうだねぇ…留三郎は僕から離れて参加するといいと思うよ」
潮江「伊作…お前ってやつは…不運を受け入れとらんで跳ね返すくらいの意気込みを見せてみろ!」
善法寺「文次郎暑苦しい」
名前「……結局どうなるんでしょう」
立花「私は長次が最後まで残るに賭けるぞ」
善法寺「じゃあ僕は小平太に」
潮江・食満「「おい!!」」
立花「お前らはどうせ足を引っ張り合って共倒れするのが関の山だ」
答03.六年
918文字 / 2011.07.25up
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