大捕物・常用無障の伊作兄さまへ/このお話は竹谷と主人公を焦点にしたお話ですが、ぶっちゃけ『兄』的立場から脱却したいとは思っていますか?畳む
食満「おい伊作、お前宛だ」
善法寺「へえ、それは嬉しいなあ!なんて?」
食満「この話は竹谷と苗字を焦点にした話だが、ぶっちゃけ『兄』的立場から脱却したいとは思っていますか──だとさ」
善法寺「え?竹谷って何の話?これはさ、しばらく疎遠にしてた名前があの事件をきっかけにまた“兄さま”って呼ぶようになったことで交流が復活して、ちょっとずつ僕を意識し始める話でしょ?」
食満「伊作、そういうの妄想って言うんだぞ」
善法寺「僕の方はあれだよ。いわゆる見守る立場だったのに、急に彼女を女性と感じるなにかがあって名前は妹的存在だ…でも…とか葛藤して、しまいにはそれを受け入れ──」
食満「だから妄想だろそれは!」
善法寺「嘘だ!僕の可愛い名前が竹谷に取られるなんて冗談じゃない!」
食満「やべぇこいつ重度のシスコンだ…」
善法寺「シスコンじゃないよ名前は妹じゃないんだから」
食満「(屁理屈言いやがって…)ああそうだな、じゃあ言い換える。苗字馬鹿だな」
善法寺「ふふふ…」
食満(大丈夫かこいつ…)
答02.善法寺
622文字 / 2011.07.18up
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