七松先輩へ/現在は先輩が『飼い犬』で主人公ちゃんが『主人』ですが、ふたりの立場が逆だったら、どんな動物でしょう。それと、仕付けるならまず最初に何を覚えてほしいですか?畳む
立花「小平太、お前と名前の立場が逆だったら、」
七松「いいなそれ!名前にやってみようって言ってくる!!」
(サッと立ち上がる小平太の装束を掴み)
立花「こら、まだ途中だ。おとなしく聞いていろ」
七松「早くしてくれ」
立花「…逆だったら、名前はどんな動物だと思うか」
七松「犬でいいじゃないか。あ、でもウサギもいいな。白くってふわふわしてて、ときどき怯えてぷるぷるしてるようなのがイメージだ」
立花「…怯えさせてるのはお前だと思うが…」
七松「なんでだろうなー。わたしなりにすごく可愛がってるのに」
立花「お前の“すごく”が名前にとっては過剰すぎるんだ。“しつけるなら最初に何を覚えてほしいか”とも聞かれているぞ」
七松「わたしが名前って呼んだらすぐ寄ってくるようにしたい」
立花「……小平太は名前が寄ってくるまで待てるのか?」
七松「無理だな!」
立花「…………呆れて物も言えん」
七松「あ、なんだその顔は!じゃあお座りとかどうだ?わたしの足の間を定位置にしてしつける」
立花「お前の“待て”といい勝負だろうよ」
七松「? どういうことだ?」
立花「自分で考えろ」
答02.七松
667文字 / 2011.07.25up
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