夢主さんへ/夢主さんの犬になるといった七松くんですが、そんな七松犬に名前を付けるとしたら何と付けますか?回答よろしくお願いします(*焦太さま)畳む
七松「名前名前名前っ」
名前「はいはいなんですか、今忙しいので少し待ってください」
(繕いもの中)
七松「そんなのは後でいいから話を聞け!」
名前「…だーれーの、装束だと思ってんですか!」
(パチン、と糸を切ってハサミを置く)
七松「終わったか?もういいか?」
名前「(……一応、待ってたのかな?) はい、できました」
七松「おお、綺麗だ!ありがとう名前!!」
(飛びつく勢いで抱きつく七松)
名前「あぶ…!七松先輩!私まだ針持ってるんですから!刺さっても知りませんよ!?」
七松「うん、そんなことよりな、お前にはわたしの名前を考えてもらいたい」
名前「は…?」
(裁縫道具を片付けながらため息をついて)
名前「名前って……先輩は小平太って名前あるじゃないですか」
七松「……なんて?」
名前「ですから、先輩には小平太って名前が」
七松「もう一回!!」
名前「──いやです。離れてください」
(ぐい、と押し返そうとするが剥がれない)
七松「飼い犬には名前が必要らしいからな、付けろ!」
名前「付けろって……あ。先輩、その紙貸してください」
七松「ん」
(握りつぶされている紙を広げて)
名前「……“七松犬に名前を付けるとしたら何と付けますか”……」
七松「な?」
名前「いや、そんな満面の笑みで言われても……あ、七松犬でいいじゃないですか、なんか可愛いし」
七松「いやだ」
名前「えー…」
(ぎゅう、と抱きしめながら名前の肩に頭を乗せる七松)
名前「うーん……名前…名前…………先輩くすぐったいんで動かないでください」
七松「名前、散歩行こう散歩!」
名前「(なんか七松先輩、犬度上がってる気がする…)…七丸かな」
七松「なにがだ?」
名前「先輩の名前です、犬としての。影丸、雪丸、七丸で」
七松「わたしが一番弱そうだな……」
名前「うっ……そ、そんなしょんぼりしなくても…(七松とほとんど変わらないから決めた、なんて言えない…)」
七松「名前……」
名前「は、はい」
七松「慰めてくれ」
名前「は?」
七松「ちゅーしてくれたら元気出るから」
名前「…………しません!」
七松「けち」
名前「ほら散歩行きましょう!先輩は運動で発散しないとダメです!」
答01.夢主
1140文字 / 2011.07.13up
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