カラクリピエロ

答01.夢主

夢主さんへ/夢主さんの犬になるといった七松くんですが、そんな七松犬に名前を付けるとしたら何と付けますか?回答よろしくお願いします(*焦太さま)畳む

七松「名前名前名前っ」

名前「はいはいなんですか、今忙しいので少し待ってください」

(繕いもの中)

七松「そんなのは後でいいから話を聞け!」

名前「…だーれーの、装束だと思ってんですか!」

(パチン、と糸を切ってハサミを置く)

七松「終わったか?もういいか?」

名前「(……一応、待ってたのかな?) はい、できました」

七松「おお、綺麗だ!ありがとう名前!!」

(飛びつく勢いで抱きつく七松)

名前「あぶ…!七松先輩!私まだ針持ってるんですから!刺さっても知りませんよ!?」

七松「うん、そんなことよりな、お前にはわたしの名前を考えてもらいたい」

名前「は…?」

(裁縫道具を片付けながらため息をついて)

名前「名前って……先輩は小平太って名前あるじゃないですか」

七松「……なんて?」

名前「ですから、先輩には小平太って名前が」

七松「もう一回!!」

名前「──いやです。離れてください」

(ぐい、と押し返そうとするが剥がれない)

七松「飼い犬には名前が必要らしいからな、付けろ!」

名前「付けろって……あ。先輩、その紙貸してください」

七松「ん」

(握りつぶされている紙を広げて)

名前「……“七松犬に名前を付けるとしたら何と付けますか”……」

七松「な?」

名前「いや、そんな満面の笑みで言われても……あ、七松犬でいいじゃないですか、なんか可愛いし」

七松「いやだ」

名前「えー…」

(ぎゅう、と抱きしめながら名前の肩に頭を乗せる七松)

名前「うーん……名前…名前…………先輩くすぐったいんで動かないでください」

七松「名前、散歩行こう散歩!」

名前「(なんか七松先輩、犬度上がってる気がする…)…七丸かな」

七松「なにがだ?」

名前「先輩の名前です、犬としての。影丸、雪丸、七丸で」

七松「わたしが一番弱そうだな……」

名前「うっ……そ、そんなしょんぼりしなくても…(七松とほとんど変わらないから決めた、なんて言えない…)」

七松「名前……」

名前「は、はい」

七松「慰めてくれ」

名前「は?」

七松「ちゅーしてくれたら元気出るから」

名前「…………しません!」

七松「けち」

名前「ほら散歩行きましょう!先輩は運動で発散しないとダメです!」

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