夢主ちゃんへ/いつも三郎に弄られているみたいですが、たまには死ぬほど甘やかされたいとは思いませんか?(三郎君ぜひやってみてください!)畳む
尾浜「いつも弄られてる名前に」
名前「…その認識ちょっと嫌だなぁ…」
尾浜「でも間違ってないよね」
名前「そうだけど…それで、内容は?」
尾浜「“三郎に死ぬほど甘やかされたいとは思いませんか?”」
名前「えー……」
尾浜「なにその微妙な顔」
名前「だって全然想像できない」
尾浜「想像よりやってほしいかどうかってことなんだけど」
名前「それならイエス!」
尾浜「あれ、意外にも乗り気だ」
名前「だって絶対やってくれないだろうし、言うだけなら無料かなーって」
尾浜「ここで三郎を召喚」
(煙玉で煙幕をはる尾浜)
名前「は!?──ゲホッゲホッ、勘右衛門、煙い!」
鉢屋「……無茶振りもいいとこだぞ勘右衛門」
尾浜「もっとノリノリで出て来いよいつもみたいに」
鉢屋「これが悪戯とか名前を変装で翻弄するとか、そういう話なら乗ってやったんだけどな」
尾浜「まぁいいじゃん。今までの分甘やかしてやれば?ね、名前?」
鉢屋「名前ならさっきからアホ面で呆けているが」
尾浜「その言い方既に駄目だろ、もっと優しく!」
鉢屋「…………わかった。やるからお前はどっか行け」
尾浜「ちゃんとやれよ!?」
鉢屋「はいはい」
(しっし、と尾浜を追い払って溜息)
鉢屋「名前、おい、さっさと戻って来い」
名前「はっ!な、なんか、夢見てたかも。三郎がね、私を甘やかすって」
鉢屋「…夢扱いはさすがに酷くないか」
(ムッとしながら隣に腰を下ろす)
鉢屋(……とは言っても、甘やかすってどうしたらいいんだ……)
(とりあえず頭を撫でてみる鉢屋)
名前「…………!?」
鉢屋「今なら希望を聞いてやる」
名前「は!?え、なに!?三郎どうしたの!!?」
鉢屋「……………………やっぱりやめだ」
(両手で頭のマッサージしだす鉢屋)
名前「いたたた、痛い!三郎力入れすぎ!!」
鉢屋「お前が悪い」
名前「ええええええ!!?」
答08.夢主
973文字 / 2011.07.25up
edit_square