夢主さんへ/夢主さんは行儀見習いで忍術学園に入学したのですか?あと夢主さんの家の家族構成を教えてください。畳む
※生物委員会体験が始まる前です。
斉藤「今回のお相手はぼくです!よろしくね、名前ちゃん」
名前「斉藤さん、ですか」
斉藤「あ、ちょっと、どうして微妙に警戒してるの!?」
名前「いえ…斉藤さんからの質問ってことは家関係かなと」
斉藤「うん、当たり!でもお見合いは関係ないよ!」
名前「そうですか」
(ほっとした様子で息を吐く)
斉藤「じゃあ一つ目行くよ。名前ちゃんは行儀見習いで入学したの?」
名前「そうです。……あれ、言ったことありませんでしたっけ」
斉藤「んー…まあ、ぼくだし」
名前「意味がわかりません」
斉藤「兵助くんは知ってるのかもしれないねーってこと。話したことある?」
名前「…………あれ。な、い…かも?」
斉藤「え、そうなの!?でも先は長いんだし、機会が来たらでいいと思うよ~」
名前「ありがとうございます、斉藤さん」
斉藤「…なんか、そう素直にお礼言われると照れるなぁ」
名前「? 別に普通だと思うんですけど…」
斉藤(……兵助くんが言ってる“律儀”ってこういうとこかな……)
名前「斉藤さん?」
斉藤「はっ!じゃ、じゃあ次行こう!名前ちゃん家の家族構成を教えてください」
名前「母と私と…犬の影丸、ネズミの雪丸ですね。雪丸は五年になってからきり丸から引き取りました」
斉藤「ああ、あの可愛い子!」
名前「そういえば斉藤さんあの子に気にいられてましたね」
斉藤「ぼくも何か飼おうかなぁ」
名前「斉藤さん世話する時間ないくらい忙しそうじゃないですか」
斉藤「勉強?」
名前「それもありますけど、くのたまの髪結いです。友人に聞きましたよ、人気でなかなか予約取れないって」
斉藤「えへへ……そういえば名前ちゃんは来たことないね」
名前「そこまで力入れなくてもいいかなって思ってたから……」
斉藤「思ってたってことは」
名前「あの、その……今度、って言ってもちょっと先なんですけど、久々知くんとお豆腐屋さん行くんです。だから……予約、空いてますか?」
(日付を聞いてにっこり笑い)
斉藤「うん。大丈夫、うんと綺麗にしてあげるね!」
名前「は、はい!お願いします!」
斉藤「あれ、でもその前にお見合いあるみたいなこと言ってなかったっけ?」
名前「え?ああ…そっちはいいんです」
斉藤「わあ、“どうでもいい”って顔に出てるよ名前ちゃん」
名前「それより斉藤さん、忘れないでくださいね!」
斉藤「はい、承りました」
斉藤「…にしても、豆腐屋って兵助くん…」
久々知「は?なんですか唐突に」
斉藤「あのね、今度金楽寺に行く途中に甘味屋さんができるんだって」
久々知「へえ、さすがですねタカ丸さん」
斉藤「…………違うでしょ!」
久々知「あ?」
斉藤「美味しいかどうか確かめに行こう、ってならない!?」
久々知「俺、別にそこまで甘味に興味ないです」
斉藤「兵助くんじゃないよ!!」
答95.夢主★
1354文字 / 2011.08.29up
edit_square