主人公/くのたまでは、どんな男の人がモテるの?畳む
黒木「くのたまの間では、どんな男の人がモテるんですか?」
名前「んー……あんまり聞いて回ったりしないから…私の周りの話でいいかな」
黒木「はい、お願いします」
名前「大人っぽくて心が広くて、わがまま言っても文句言わない、むしろ尽くす、でも自分の意見は持ってる人。マメで気配り上手で、財力があるとさらに素敵、おまけに顔がよければ言うことなし!……らしい」
黒木「え、ええと……」
(メモを取る手が止まっている)
名前「無理しなくていいよ。聞き覚えがあるようなのまとめただけなんだから」
黒木「苗字先輩…」
名前「ごめんってば庄左ヱ門!くのたまが好きな忍たまのタイプも言うから許して!」
黒木「? どう違うんですか?」
名前「えーと……ある条件においてモテる人?」
黒木「……聞かせてください」
名前「はい。純粋で、素直で、人を疑わない。酷い目にあっても怒らない。仕返しは考えない。次の日にはケロッと忘れる。ドジ、うっかり、食欲旺盛、わかりやすい弱点がある…んー、あとは……」
黒木「あの、苗字先輩」
(おずおず右手を挙げる)
名前「なに?」
黒木「条件って、もしや」
(にっこり笑う名前)
黒木「………………ありがとうございました」
名前「どういたしまして」
鉢屋「庄左ヱ門、顔色悪いぞ」
黒木「鉢屋先輩…実は、さっき…」
(かくかくしかじか)
鉢屋「……ふーん……これ、あいつにも結構当て嵌まってるじゃないか」
黒木「ということは、苗字先輩が忍たまだったらモテるんでしょうか」
鉢屋「入れ食い状態だろうな!」
黒木「いれぐい?」
尾浜「三郎、変な単語教えるなよ」
答80.夢主
783文字 / 2011.08.24up
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