カラクリピエロ

答42.五年

久々知と5年へ/ヒロインにお見合い話が来ちゃった!合否は別として顔合わせはしないとダメ。なんと相手は学校関係者(利吉とか六年とか)。しかも、二人はいい雰囲気どうする!?畳む

不破「……兵助」

(肩を揺する)

久々知「…………」

不破「兵助ってば」

(さっきより強く揺する)

久々知「……いい雰囲気って」

鉢屋「あいつなら顔見知りに『偶然ですね!』くらい言うだろうよ」

久々知「それはいつもどおりじゃないか」

竹谷「なんだよ、なんならごっこでもしちゃいますか的な流れが見たいのか?」

久々知「見たいわけないだろ!!」

(質問が書かれた紙を握りつぶす久々知)

尾浜「あーあ…キレたよ……」

久々知「どうするって…どうしたらいいんだ、どこまでなら許される?」

不破「というと?」

久々知「見合いってことは両家が関わってるわけだろ。それを勝手にぶち壊して名前の家に迷惑なんかかけられない」

竹谷「バレたら印象悪いだろうしなあ」

不破「八左ヱ門!で、でも、それだけ好きです、って言えばさ」

鉢屋「さりげなくちょっかい出すというのはどうだ」

久々知「相手、学園関係者って書いてあるんだぞ。即バレるだろ」

尾浜「…………っていうか、その時点で兵助のこと筒抜けなんじゃないの?」

久々知「あ?」

尾浜「だから相手も兵助のこと知ってるでしょって言ってるんだよ。名前も顔見知りなら変な遠慮しないだろうしさぁ…」

竹谷「名前なら“仕方なく来た”って悪気なく言うだろうな」

久々知「……相手が、名前を気に入るかもしれないじゃないか」

鉢屋「暗い!そうなったら学園に戻ってきたときに堂々と宣戦布告でもしろ!」

不破「僕らは兵助の味方だから!ね!」

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