久々知と5年へ/ヒロインにお見合い話が来ちゃった!合否は別として顔合わせはしないとダメ。なんと相手は学校関係者(利吉とか六年とか)。しかも、二人はいい雰囲気どうする!?畳む
不破「……兵助」
(肩を揺する)
久々知「…………」
不破「兵助ってば」
(さっきより強く揺する)
久々知「……いい雰囲気って」
鉢屋「あいつなら顔見知りに『偶然ですね!』くらい言うだろうよ」
久々知「それはいつもどおりじゃないか」
竹谷「なんだよ、なんならごっこでもしちゃいますか的な流れが見たいのか?」
久々知「見たいわけないだろ!!」
(質問が書かれた紙を握りつぶす久々知)
尾浜「あーあ…キレたよ……」
久々知「どうするって…どうしたらいいんだ、どこまでなら許される?」
不破「というと?」
久々知「見合いってことは両家が関わってるわけだろ。それを勝手にぶち壊して名前の家に迷惑なんかかけられない」
竹谷「バレたら印象悪いだろうしなあ」
不破「八左ヱ門!で、でも、それだけ好きです、って言えばさ」
鉢屋「さりげなくちょっかい出すというのはどうだ」
久々知「相手、学園関係者って書いてあるんだぞ。即バレるだろ」
尾浜「…………っていうか、その時点で兵助のこと筒抜けなんじゃないの?」
久々知「あ?」
尾浜「だから相手も兵助のこと知ってるでしょって言ってるんだよ。名前も顔見知りなら変な遠慮しないだろうしさぁ…」
竹谷「名前なら“仕方なく来た”って悪気なく言うだろうな」
久々知「……相手が、名前を気に入るかもしれないじゃないか」
鉢屋「暗い!そうなったら学園に戻ってきたときに堂々と宣戦布告でもしろ!」
不破「僕らは兵助の味方だから!ね!」
答42.五年
786文字 / 2011.07.22up
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