作法委員の忍たまの皆様へ/もしも夢主が体験等ではなく、委員会を変更しなければならなくなったらどうしますか?仙様は体験ツアー序で少々仰っていらっしゃいましたが、もう少し詳しくお願い致します。畳む
黒木「苗字先輩が実際に委員会を変更しなければならなくなったらどうしますか?」
(立花を見る一同)
立花「ん?私からか?」
黒木「立花先輩は以前対応を語られたそうですが」
立花「ふふ…そんなこともあったな。だがあれは名前が自分の意思で移動を言い出した場合だ。今回は少しニュアンスが違うように思うが」
浦風「あの、立花先輩…もし苗字先輩が言い出したら…?」
立花「それについては“ない”と確認済みだが(※答19)…そうだな、万が一が起こったら、いかに名前がいなくなることが残念であるかをじっくり語って聞かせようと思う」
黒木(…すがすがしい笑顔ってこういうのを言うのかな…)
綾部「名前先輩なら揺らぎそうですね」
立花「あいつは押しに弱いからな」
綾部「でも頑固なところもありますよ」
立花「つまり、そこさえ崩してしまえばいいわけだ」
綾部「では僕は物理的に引き止めます」
浦風「……綾部先輩、落とし穴はだめですよ」
綾部「どうして?」
浦風「苗字先輩が可哀想じゃないですか!」
綾部「なら藤内はどうするの」
浦風「僕は……“行かないでください”ってお願い、します」
立花「情に訴える作戦か。いいぞ。そこで泣ければ最高だな」
浦風「え!?さすがにそれは…」
立花「藤内、お前は格好悪いと思うかもしれないが、“泣き”は技術だ、身につけろ」
浦風「ええ!?」
立花「そして直接見せるのでもいいが、あえて“見つからないように泣く”のも効果的だ」
綾部「さりげなく見つけてもらうのがポイントですね」
立花「そうだ」
黒木「…兵太夫」(こそっ)
笹山「どうしたの庄左ヱ門」
黒木「先輩たちすごいね」
黒門「当然だろ!」
笹山「なんで伝七が威張るんだよ」
黒木「ところで二人はどうするの?」
(顔を見合わせる二人)
笹山「……わざと先輩の前で喧嘩する」
黒門「苗字先輩じゃないと止めない」
黒木「…………もしかしてさ、普段も止めてもらいたいから喧嘩してるの?」
笹山「それは伝七がムカつくから」
黒門「こっちの台詞だ!」
立花「──庄左ヱ門」
黒木「あ、はい」
立花「すまん、最初の問いに答えてなかったな」
黒木「ええと……」
立花「名前が委員会を変更しなければならなくなったら、だ」
黒木「あまり変わらないのでは」
立花「いいや、名前の意思が介入しない印象を受けたのでな。その場合についても答えよう」
黒木「お、おねがいします」
(目を瞬かせつつ背筋を伸ばす庄左ヱ門に笑って)
立花「学園長先生か山本シナ先生か……まずは話の元を突き止める。それから理由を探り、皆でその原因を取り除くべく動く──こんなところか」
答41.作法委員
1326文字 / 2011.07.22up
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