カラクリピエロ

答15.夢主

夢主さんへ/くの一の実習で忍たまを罠にはめるとき、久々知君や彼の友人、可愛い後輩は手に掛けないのでしょうが、ぶっちゃけるとどのアタリが狙い目のターゲットになるのでしょう?畳む

笹山「苗字先輩、先日は素敵な罠をどうもありがとうございました」(※兵太夫の誤算)

名前「どういたしまして」

(にこにこする二人)

笹山「…普段は僕らには仕掛けないのに…」

名前「兵太夫は特別」

笹山「…………嬉しくありません」

名前「まぁまぁ、それで、質問は?」

笹山「“苗字先輩がくの一教室の実習で忍たまを罠に嵌めるとき”……(ムッ)……」

名前「兵太夫?」

笹山「“どのアタリが狙い目のターゲットになるのでしょう?”」

名前「? なんで怖い顔してるの?」

笹山「なんでもありません」

名前「隙有り!」

(さっと紙を取り上げ)

笹山「あっ、返してください苗字先輩!」

(ぴょんぴょん跳ねるが届かない)

名前「…うーん?……もしかして、可愛い後輩に自分が入ってないって思ったの?」

笹山「ち、ちがいます!」

名前「やだなぁ、兵太夫だって可愛い後輩に決まってるでしょ!」

笹山「だから違いますってば!!」

名前「久々知くんを狙いたくないっていうのはあるんだけど、五年生以上は罠に嵌めるのも難しいから、最近はちょっと避け気味かな」

笹山(もう聞いてないし…)

名前「かといって一、二年生は可哀想だし」

笹山「僕は!?」

(きょとんと兵太夫を見る名前に顔を赤くして)

笹山「今のは、咄嗟のツッコミですから」

名前「だから兵太夫は特別なんだってば。あれはおしおきの意味も込めてたしね」

笹山「わかりましたから、いいです」

名前「拗ねないでよ兵太夫」

笹山「撫でないでください、縮みますから」

名前「だから三、四年生あたりがやりやすいと思うよ。体力もついてきてるし、頑丈だし、授業に比べたらくのたまのちょっとした悪戯くらい平気でしょ?」

笹山「…そこで同意を求められても困るんですけど……浦風先輩や綾部先輩も狙い目ということですか」

名前「私は狙わない」

笹山(…………私“は”)

名前「やっぱり作法って私にとっては特別だからね…喜八郎は妙に勘が鋭いせいもあるんだけど」

笹山「綾部先輩は天才トラパーですからね」

名前「ね」

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