5年生…特に兵助へ!/もし夢主が誰かに色の実習の上級生向けのものをやらなくちゃいけなくなったらどうしますか?全力で止めますか?それとも忍として…受け入れますか?畳む
今福「では、皆さんにお伺いします。“もし苗字先輩が色の実習の──”」
(彦四郎から素早く紙を奪い取る鉢屋)
鉢屋「だ、だれだ、これを彦四郎に任せたの!」
尾浜「三郎じゃないの」
鉢屋「ううう嘘だ!!」
尾浜「いや嘘だって言われても…とりあえず落ち着けよ」
鉢屋「すまん、彦四郎。これは一年生にはまだ早いから、今日は戻っていいぞ」
今福「鉢屋先輩が代わってくださるんですか?」
鉢屋「ああ、大丈夫だ」
(ぺこりと頭をさげて)
今福「では、すみませんがお願いします」
(退室する彦四郎)
不破「三郎最低…」
鉢屋「本当に私か!?」
尾浜「だっておれ触ってないし」
鉢屋「たまに勝手にとっていく先輩がいるじゃないか」
尾浜「じゃあそのときにでも混ざっちゃったかな」
(あはは、と笑う尾浜に溜息をついた鉢屋が紙を手渡し)
鉢屋「ちょっと見直してくるから……いや、私が先に答えから行く。あとは勝手にやってくれ」
竹谷「お前さっきの彦四郎への返事なんだったんだよ…」
鉢屋「私は大丈夫だと答えただけだろう」
久々知「言葉遊びみたいだな…」
(内容を確認した尾浜が不破へパス)
尾浜「おれ三郎の答えなんとなくわかる」
不破「あー…なるほど…うん、三郎なら“兵助次第”って言うね」
鉢屋「今言おうとしてたのに!まぁいい、じゃあな」
(鉢屋退室)
久々知「なんだ?俺次第ってことは名前関係?」
(不破から紙を受け取った竹谷が停止)
竹谷「……上級生向けってどの程度だ?」
不破「色仕掛けはあるんじゃないのかな」
竹谷「しなだれかかったりするやつか」
久々知「おい八左ヱ門、早く見せてくれ」
(ほら、と久々知へ)
尾浜「あと口付けのどさくさで薬飲ませたりね」
久々知「…………」
不破「兵助?」
久々知「止める」
竹谷「あ?おいおい、落ち着けよ兵助、例えだろ?」
久々知「俺が相手に成りすますでもいい」
尾浜「落ち着けって。やるって決まってないから」
久々知「名前がやるっていっても聞かないからな」
不破「うんうん、わかったよ。その万が一があったら協力するから」
答11.五年(久々知)
1081文字 / 2011.07.15up
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