「私の恋を試してみないか」の三郎に質問ー。あのときは勘ちゃんが主人公ちゃんを泣かせてクナイ投げてたけど、もし泣かせたのが兵助・八・雷蔵だったらどうしてた?みんな同じようにしたのかそれぞれ違うのか気になるのだー。(*茶抹茶さま)畳む
尾浜「そこで名前とイチャイチャしてる五年ろ組の鉢屋三郎ー」
鉢屋「お前の目は節穴か」
(名前の髪の先を掴んでいる鉢屋と、結ってある部分を押さえている涙目の名前を見て溜息をつく尾浜)
尾浜「……いじめっこ」
鉢屋「梳いてやるから解けと言っているだけだ、人聞きの悪い…」
尾浜(イチャイチャする気じゃん)
名前「私、いらないって言ってるのに!」
尾浜「髪に触らせてって素直に言えばいいのに」
鉢屋「ばっ、誰が!」
尾浜「ああもう、目的忘れるところだったろ。ほら三郎に」
(質問が書かれた紙を渡す)
鉢屋「どうしてお前が持ってくるんだ」
尾浜「そりゃ直接聞きたかったから」
鉢屋「……私にとってはあまり面白そうな内容じゃないな……(ガサガサ)……」
名前「なに?」
(覗き込もうとした名前を避けて紙を頭上に)
尾浜「で、どうなの?なにか変わったりするわけ?」
名前「なんて書いてあるの?」
尾浜「ん?“もし名前を泣かせたのが──”」
(名前の両耳を塞ぐ鉢屋)
名前「ちょ!?三郎、なに!?」
鉢屋「答えは“変わらない”だ!さあ答えたぞ、もう帰れ」
尾浜「理由は?」
(ニヤニヤする尾浜に眉根をよせる)
鉢屋「わかっているなら聞くな」
尾浜「ばかだなぁ、三郎から聞くのがいいんだろ」
鉢屋「性格悪いぞ」
尾浜「お前に言われたくないよ」
名前「三郎、ねえ、なんなの!?」
(名前の耳から手を外して)
鉢屋「……“反射的行動”」
名前「またそれ!?三郎はいっつもそうやって誤魔化して!」
鉢屋「嘘はついてない。──これでいいだろ勘右衛門」
(騒ぐ名前を抱えるようにして引きずっていく鉢屋)
尾浜「…なんっかうまくかわされちゃったなあ」
答01.鉢屋
967文字 / 2011.07.13up
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