夢主さんへ/くの一の実習で忍たまを罠にはめるとき、久々知君や彼の友人、可愛い後輩は手に掛けないのでしょうが、ぶっちゃけるとどのアタリが狙い目のターゲットになるのでしょう?畳む
笹山「苗字先輩、先日は素敵な罠をどうもありがとうございました」(※兵太夫の誤算)
名前「どういたしまして」
(にこにこする二人)
笹山「…普段は僕らには仕掛けないのに…」
名前「兵太夫は特別」
笹山「…………嬉しくありません」
名前「まぁまぁ、それで、質問は?」
笹山「“苗字先輩がくの一教室の実習で忍たまを罠に嵌めるとき”……(ムッ)……」
名前「兵太夫?」
笹山「“どのアタリが狙い目のターゲットになるのでしょう?”」
名前「? なんで怖い顔してるの?」
笹山「なんでもありません」
名前「隙有り!」
(さっと紙を取り上げ)
笹山「あっ、返してください苗字先輩!」
(ぴょんぴょん跳ねるが届かない)
名前「…うーん?……もしかして、可愛い後輩に自分が入ってないって思ったの?」
笹山「ち、ちがいます!」
名前「やだなぁ、兵太夫だって可愛い後輩に決まってるでしょ!」
笹山「だから違いますってば!!」
名前「久々知くんを狙いたくないっていうのはあるんだけど、五年生以上は罠に嵌めるのも難しいから、最近はちょっと避け気味かな」
笹山(もう聞いてないし…)
名前「かといって一、二年生は可哀想だし」
笹山「僕は!?」
(きょとんと兵太夫を見る名前に顔を赤くして)
笹山「今のは、咄嗟のツッコミですから」
名前「だから兵太夫は特別なんだってば。あれはおしおきの意味も込めてたしね」
笹山「わかりましたから、いいです」
名前「拗ねないでよ兵太夫」
笹山「撫でないでください、縮みますから」
名前「だから三、四年生あたりがやりやすいと思うよ。体力もついてきてるし、頑丈だし、授業に比べたらくのたまのちょっとした悪戯くらい平気でしょ?」
笹山「…そこで同意を求められても困るんですけど……浦風先輩や綾部先輩も狙い目ということですか」
名前「私は狙わない」
笹山(…………私“は”)
名前「やっぱり作法って私にとっては特別だからね…喜八郎は妙に勘が鋭いせいもあるんだけど」
笹山「綾部先輩は天才トラパーですからね」
名前「ね」
答15.夢主
1092文字 / 2011.07.15up
edit_square