主人公に質問です。大好きな久々知君以外に、今まで出会った人の中でときめいてしまったり、付き合うとしたら誰ですか?畳む
黒木「では早速ですが苗字先輩に質問です」
名前「はい」
黒木「“大好きな久々知先輩以外に”」
名前「っ、庄左ヱ門、」
黒木「ど、どうしました、何か変なことでも…」
名前「いや、あのね、間違ってないんだけど…他の人から言われると…なんか…くすぐったい感じ」
黒木「そうなんですか?」
名前「ん。ま、まあいいや、続きお願い」
黒木「あ、はい。えっと、“今まで出会った人の中でときめいてしまったり”──あっ」
(横から質問が書かれた紙を奪われ)
久々知「…いません」
(奪った紙をくしゃくしゃポイッ)
名前「え!?な、なにしてるの久々知くん!」
久々知「名前は俺以外に付き合い男いるのか」
名前「!? いないけど……え?なんで急に?」
(名前をぎゅう、と抱き締め)
久々知「じゃあいいだろ」
名前「え、ええ……?」
尾浜「兵助ー…大人げないからやめろって」
黒木「尾浜先輩!」
尾浜「お疲れ庄左ヱ門」
(捨てられていた紙を拾いつつ、中身を流し読み)
尾浜「兵助、ちゃんと名前に答えさせないと。名前は兵助以外にときめいたことある?」
名前「え!?」
久々知「…………なんで赤くなるんだ」
名前「あ、赤いのは、久々知くんがくっついてるからで」
久々知「でも今ので濃くなった」
名前「っ、」
尾浜「はいはいはいはい、そういうイチャイチャは後にして。答えてくれないと庄左ヱ門が次にいけないから」
名前「ご、ごめんなさい」
久々知「名前が謝ることじゃないだろ」
尾浜「兵助が言うな」
黒木「先輩、僕なら大丈夫ですから、ごゆっくり…」
尾浜「庄左ヱ門、こういうときに限っては遠慮しちゃ駄目だ。こいつらマジで引き伸ばしかねないから」
(気を取り直して回答再開)
名前「えーと、キュンってするのがそうなら……一年生とか……庄左ヱ門にもときめいたし」
黒木「苗字先輩!?(巻き込まないでいただきたいのですが!)」
名前「あと伊助とか」
尾浜「キュン!じゃなくてドキ!だったらどう?」
久々知「わかりづらい表現で話を進めるな」
尾浜「名前はわかってるみたいだし、いいじゃん」
久々知「…………」
名前「うーん…あ、勘右衛門にドキッとしたことはあるかも」
尾浜「(うわぁ…矛先がこっちきた…)えーと、因みに、いつ?」
名前「七松先輩から助けてもらったとき」(※体験ツアー/体育委員会編参照)
尾浜「あー…あれか…そういえばあったねー…………だってしょうがないじゃん!?あの時はおれしかいなかったんだから!!っていうか兵助はまだ名前のこと友だちって思い込んでたときだろ!!」
(キン、と久々知が打った手裏剣を苦無で弾き返しつつ、名前と庄左ヱ門から距離をとる尾浜と、それを追う久々知)
黒木「…………えーと、苗字先輩」
名前「……うん……とりあえず続けようか。あ、でももう終わりかな」
黒木「いえ。“付き合うとしたら誰ですか?”って書いてあります」
名前「久々知くん以外には考えたことないなぁ」
黒木「じゃああえて選ぶとしたら誰ですか?」
名前「う~~~~ん」
黒木「では五年生の中で、だったらどうでしょうか」
名前「久々知くん、は駄目だから……不破くんかな」
黒木「理由を聞いてもいいですか?」
名前「優しいし、一緒にいると癒されるから」
黒木「なるほど。ありがとうございました!」
名前「はーい、どういたしまして」
→おまけ
答01.夢主
1599文字 / 2011.07.11up
edit_square