大鐘堂騎士隊員による手記 p.01
▼1日目
本日御子クローシェより一冊のノートを賜った。
これに日記をつけろと言うことらしい。
御子曰く『情操教育の一貫』らしいが、自分に必要だとは思えない。
面倒だが御子の命令は絶対だと総統から言いつけられているので、従うことにする。
それにしてもペペンまみれのノートはちょっとファンシーすぎやしないだろうか。
▼2日目
さっそく書くのをサボってしまった。
あれから何日経ってしまったんだろう、日付カウントが既に意味を成していない。
御子クローシェにばれて怒られた。
なるべく書くようにと再度の命令を受けたので従うことにする。
今日は御子クローシェの護衛として、ラクシャク保養地へ向かうことになった。
レグリス隊長も一緒だ。
御子はぼくにも気を休めろと声をかけてくださったが、総統からこの辺一帯の調査を命じられているのでその提案は無視した。
▼No.3
御子が神聖政府軍の襲撃にあった。
気づいたのに間に合わず、未然に防ぐことができなかった。護衛失格だ…
御子をクロアに託し、レグリス隊長と騒動を食い止めることに成功。
さすがに多人数相手では分が悪い。久しぶりに怪我をした。痛い。
他の隊員のパートナーに傷を治してもらった。
大鐘堂騎士隊員による手記
544文字 / 2024.04.07up
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